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阪神競馬場
芝1600m
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1.上級者向けの難解なレース
桜花賞と共通する面が多く、不可解な凡走が目立つ。臨戦課程としては、GV ファンタジーステークス、GUデイリー杯2歳ステークスなどがあり、そこでの上位組が人気になるのは当然のことなのだが、どうも分が悪く、3、4着の馬が平気で連に絡んでくるのである。また、2歳牝馬にありがちな気まぐれによる凡走も多い。従って、数あるGTの中でも、秋華賞とともに最も難度は高い。競馬はやはり本命サイドが強いと思い込んでいると、その不条理さに振り回され続けることになるだろう。
2.ペースと絶対能力の関係
桜花賞と同じく、阪神の1600mはペースが速くなるので、かなり差し馬に有利という点は揺るぎ無い。
また、そのペースについていかれない人気馬は凡走するので、厳しいレース経験の有無も重要なポイントである。前出のファンタジーSとデイリー杯はその良い例で、上がり34秒1で勝ったなどというだけで気になってしまう馬が出てくるものだが、それだけ前半が遅かったわけであるし、京都の高速馬場の恩恵もあって、数字ほどあてにはならない。
基準としては、新馬戦、重賞のいかんに関わらず、自身の通過タイムが
・1600m → 1000mで1分00秒を切っている
で、連対していること(過去、ほぼすべての該当馬は勝っているが)といってよいだろう。
実は極めて重要で、最近の連対馬はほぼ全馬がこの条件を満たしている。逆に、人気ながら凡走している馬は満たしていない(具体的な表は作成中)。一見どの馬もこれに該当しそうだが、実際は4、5頭程度なので、有資格馬は思ったより絞れるだろう。最高のハマリ年はH8年で、2頭だけ条件を満たしていたメジロドーベル−シーズプリンセスが1、2着であった。できれば、前代未聞の大法則にしていこうと、現在データを作成中である。しかし、皮肉なことに平成12年は大外れ。1600mに出走したことの無い馬ばかりで(あったのは2頭、連対していたのは1頭)完全に外れてしまった。
ともかく、この条件を満たす馬があまりに少ない場合は、
・1400m → 800m47秒0を切っている
でも悪くはないが、それを満たしていても1600mに対応できるかどうかは分からないので、さほど信用できるわけではない。該当していない人気馬は疑ってかかるという考え方がよいだろう。
3.狙う馬、疑う馬
2に基づいて、狙う馬は
・1600m戦で1000m通過1分以内の経験がある馬
→何番人気でもあなどれない。
・1400m戦で800m通過47秒を切った経験がある馬
→できれば1600mの連対経験がほしい。
ということで、疑う馬は、この条件にあてはまらない馬、具体的には、函館2歳ステークス、デイリー杯2歳ステークス、ファンタジーステークスで連対し、人気にはなっているが、条件を満たさない馬というのが、「傾向的な」的中への近道である。これらの法則は、満たしていないからこないとは言いきれないし、満たしていれば人気薄馬でもくる可能性は充分にあるので、その点はご注意頂きたい。
最も効果的な使い方は、どんな人気薄馬でも、この条件を満たしていれば、連対の可能性はあるという意味での馬券対策だろう。
当レースは荒れやすいので、前走の重賞で凡走しているが、1600mでの条件を満たしている人気薄馬を思い切って狙ってみたいものである。
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